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ブラック・リスト
灰色のジャッカルが住む陸は酷い。
都会から来襲するゴミが散々に散らかり、湧き上がるように発生する腐敗臭が陸全域に蔓延している。とてもではないが正常に人間が生活できるような場所ではない。
その掃き溜めのようなゴミ山を徘徊する一人の少年。紹介したいところだが、昨日産まれたばかりなので名前すら未定。その辺に転がっている廃棄物達なら何か知っているはずだが、返事一つできないガラクタに用は無い。
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ブラック・ヴォイス
心臓を貫くような風切り音――いつまでも鳴り止まない。
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「カードバトラー・ナアク!」
いろいろ紆余曲折を経て、勇者ナアクとその仲間二名は魔王の城にたどり着いた。今、長きに渡った死闘の最終決戦が始まる。 |
ニュシュタナ
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「おめでとうございます!」
真っ白い空間の中、受付嬢はにこやかに笑った。
「どうぞお気をつけてお帰りください」
「……は? 何が?」
青年は受付嬢の胸の谷間を眺めながら問い返した。
「あなたはトーナメント参加に当選いたしました。ですから、ここはお帰りいただいて結構です」
「……あ~、あ?」
青年は受付嬢の目をガン見しながら再び問い返した。
「お気をつけてお帰りください」
「いやいや、おめぇ~よぉ意味解んねぇんだって。トーナメント? 予選?」
「優勝目指してがんばってくださいね」
少し首をかしげ、可愛らしく声援を送る受付嬢。
「いや、よくわかんねぇけど……とにかく何だって頑張りようがねぇよ。だって俺、
死んでるから!!」
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