魔術師の類
この世界には多様な不思議な力が存在する。大きく分けて、次のよう。
@魔術・呪術
通常起こりえる現象の過程を別の過程に置き換える(法則の置き換え)。
例:マッチをすって炎を出す→「マッチをする」を「決まった呪印を書く」にする→決まった呪印を書いて炎を出す。
@魔法・呪術
通常起こりえない現象の過程を捏造する(法則の新規作成)。
例:何もないところから炎を出す→「くしゃみをすると炎が出る」という過程を作る→くしゃみをすると何もないところから炎が出る。
@相術
グダに直結して、不可能を可能にする(現実化)。
例:「手が光ってほしいなぁ」と思う→手が光る。
@錬金術
物質の構成を分解して別のモノに再構築する(破壊と創造)。
例:鉄の分子構造を破壊する→再構築し、金の分子を作る。
@事実変換
現象の理屈を分解して別の現象に再構築する(事実変換)。
例:木が燃える→燃える理屈(高温化)を変更して、温度が急激に下がることにする→木が凍りつく。
* 上の分類は大雑把で、錬金術を魔法と呼ぶこともある。というより最初の物の他は全て「魔法」と呼んでもかまわない。ただし、玄人はきちんと分類している。
“魔術師の類”と項目に銘打ったのは分類しきれないからである。
魔術協会から魔道連盟、平和教会から田舎のシャーマンまで。それぞれがそれぞれに存在している。扱う術も独自の物や組み合わせ、セオリーどおりと多様。
ただ、彼らが特殊な存在であることは共通している。
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