タイラントの兄・・・なのだが、心は女。この時点ですでに予定と違うわけだが、何より制御が困難で捕食の程度を自己判断できないことが問題。食す必要がなくとも食べる、「食べたい時」の判断が非効率的なことが問題(彼女てきには問題はないが、周囲が非常に困るし生態系想定においても大問題)。
基本的にはタイラントと同じようなものなのだが、その攻撃性の高さゆえに彼を上回る戦闘性を誇る。おまけに同じ個体をベースにしているとは思えないほどに頭脳回路の回転が速いので、頭が良い。
社会適応実験のためフランスの地に降り立った彼女は、監視の目を掻い潜り、逃亡した。現在は行方不明となっており、組織としても社会としても大変危険な存在である。
見た目は男なのだが、好むのは男性。いわゆるホモセクシャルな上に性行為=捕食であるため彼女とセックスして生きている者はいない。
だが、後に彼女はその身を変化させる術を覚える。つまり変身能力を身につけた。
大きなモノに化ける時は捕食を必要とするし、小さなモノに化けた後も戻る為の捕食を必要とする。さらに、食べたものにしか化けられない上に、人以外は食べないのであまり効果的な運用をしてはいない。
彼女の有機ファイルを破損させた場合、変身能力に関する知識の有無は不明だが、万が一残っていたら大変なことになるであろう。
人間のみ(しかも男のみ)を捕食する彼女だが、食べたものにしかその身を変化させられないので、一度だけ女性を食べた。なるべく自分の理想に近い女性をチョイスした彼女は現在、かなりハイレベルな美女としてその身を変えている・・・というと激怒するので、「今の姿が本来の姿」だと彼女の前では接するように。
彼女曰く、「モデリングした女性を食した時」が人生最大の試練であったそうだ。
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