# テスタロス
賢者の会(西部魔術会)の皆勤賞。皆も彼には一目置いている。
「空間と時間の分離」に生涯をかけており、現在のところ「物質である空間と時間の分離」を完成しつつある。ただし、これには物質硬度が非常に低いことが条件としてあり、それによって彼は時間から分離し続ける為に精神のみの存在となっている。あくまで「精神体」である自分は人であり、決してお化けでは無い――と言い張るが、実際のところ特徴はお化けそのままである。
彼は存在しているのだが、それは「彼が存在していることを自覚している」ことによって証明されている。そのため、彼の知見外にあるものからすると彼は存在していないことになる。つまり、彼が知りえぬ者は彼と接触できない=彼は彼が実在していた時の知人しか知覚できないが、その知人が彼に人や物を紹介することで“認識”を得ることができる。これには一定のルールが存在し、それを簡略化した図(と儀礼。これは彼の家での“マナー”を指す)を装備した彼の自宅で行われる事が多い。
この特質性ゆえ、彼は「後天的魔物(ファントム)」に分類されている。この分類で彼を扱うと、非常に怒る。
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